あなたは上手に注意ができますか? 〜注意上手になるためのポイント8選〜

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こんにちは、とし(toshi_kaigo_go)です(^^)

悩める<br>介護リーダーA
悩める
介護リーダーA

後輩が同じミスを繰り返して困っています。でも、注意すると関係が悪くなりそうで…

介護施設のリーダーを務めるAさんは、職場の休憩室で指導経験の豊富なBさんに悩みを打ち明けました。

経験豊富な職員B
経験豊富な職員B

わかるわ、その気持ち。言い方次第で、相手に嫌な印象を与えることもあるからね。でも、注意って『叱る』ことが目的じゃないのよ。

介護リーダーA
介護リーダーA

叱ることが目的じゃない…?

経験豊富な職員B
経験豊富な職員B

そうよ。注意はミスを防ぐためだけじゃなく、相手を成長させたり、職場全体の雰囲気を良くするための『コミュニケーション』なのよ

Aさんは少し驚いた表情を見せます。注意が「叱る」や「指摘する」だけではないと知り、興味がわいた様子でした。

介護リーダーA
介護リーダーA

でも、どうやったら上手に伝えられるんでしょう?

経験豊富な職員B
経験豊富な職員B

それなら、いくつかコツがあるわ。8つのポイントを意識すれば、きっと自信が持てるようになるわよ。

介護現場でリーダーを務める方なら、一度はこのような悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。

注意する場面では、相手の心情やモチベーションに配慮しながらも、改善を促す適切な指摘が求められます。

しかし、現場の忙しさや人間関係の複雑さから、それが簡単ではないことも事実です。

そこで今回は、「介護現場でリーダーが注意上手になるためのポイントを8個」ご紹介します。

この8つのポイントを意識することで、相手に配慮しつつ適切に注意を伝えられるようになります。

現場でのコミュニケーションに自信を持てるよう、ぜひ最後までご覧ください。

また、過去の記事でリーダーについての記事もあるのでそちらもぜひ読んでみてくださいね。


結論

まずは結論から。

介護現場でリーダーになるための8つのポイントはこちら⇓

では1つづつ見ていきましょう!!

1. 早いタイミングで本人と話す機会を持つ

問題が発生したとき、注意すべきタイミングを逃してしまうと、事態がさらに悪化する可能性があります。

例えば、他の職員にも影響が出たり、ミスが繰り返されたりするかもしれません。

また、本人も「なぜもっと早く言ってくれなかったのか」と感じる場合があります。

注意は早ければ早いほど、状況を改善する効果が高まります。

具体的には、ミスに気づいたその日のうちに声をかけ、相手が落ち着いているタイミングで話すように心がけましょう。


2. 穏やかな口調を意識する

「注意する」と聞くと、つい感情的になりがちです。

しかし、介護現場ではチームワークが重要です。

感情的に怒鳴るような口調では、職場の雰囲気が悪くなるだけでなく、相手のやる気を損ねる可能性もあります。

穏やかな口調で話すことで、相手も冷静に自分の行動を振り返る余裕が生まれます。

特に、語尾を柔らかくするだけでも印象は大きく変わります。


3. 話の入り方に注意する

注意を始める際に、「いきなり叱る」のはNGです。

話の最初が強い口調や否定的な言葉だと、相手は身構えてしまい、その後のコミュニケーションが難しくなります。

まずは相手を受け入れる言葉から始めましょう。

たとえば、「いつも頑張ってくれているけど、今日は少し気になることがあったよ」など、感謝や気遣いを含めた言葉を使うと良いでしょう。


4. 事実を丁寧に確認する

ミスについて話す際には、主観的な意見や噂話に基づいて判断するのではなく、事実をきちんと確認することが重要です。

事実に基づかない注意は、相手の不信感を招く原因になります。

例えば、他のスタッフから「〇〇さんがまたやらかしたみたいだよ」と聞いても、直接本人に確認するまで結論を出してはいけません。

「どのような経緯でそうなったのか」を冷静に聞くことが大切です。


5. 本人の気持ちを確認する

ミスを指摘するだけでは不十分です。その状況について本人がどう感じているのかを知ることも大切です。

「自分の行動が周囲にどう影響を与えたか」を振り返るきっかけになりますし、リーダーとの信頼関係も深まります。

6. 振り返りや反省を評価する

注意を受けた相手が振り返りや反省を示した場合、それをしっかり評価することでモチベーションを高めることができます。

特に、改善の意欲を見せた場合には感謝やねぎらいの言葉を伝えることが重要です。


7. 再発防止策を話し合う

注意の目的は、同じミスを繰り返さないことです。

そのためには、相手から改善策を引き出すことが効果的です。

一方的に指示を出すのではなく、「どうしたらミスを防げると思う?」と聞くことで、主体性を育てることができます。


8. 提案を評価し、助言を加える

相手が再発防止策を提案してくれた場合、その努力を評価しつつ、必要に応じてリーダーとしての意見を加えます。

提案が的を射ていれば、それを積極的に採用し、そうでない場合は改善策を具体的に示しましょう。

まとめ

注意することは、決して「叱る」ことが目的ではありません。

それは、チームの一員として相手を成長させ、職場全体の雰囲気をより良くするための大切なコミュニケーションの一環です。

しかし、「注意するのが苦手だ」と感じるリーダーも多いでしょう。

それは、注意が相手との関係性に悪影響を与えるのではないかという不安があるからです。

そんなときこそ、今回ご紹介した8つのポイントを意識してみてください。

例えば、「穏やかな口調を意識する」「話の入り方に注意する」といった小さな工夫だけでも、相手の受け止め方は大きく変わります。

そして、注意を通じて相手の成長をサポートし、改善を引き出すことができれば、結果として信頼関係が深まります。

介護現場では、チーム全体が協力し合うことが重要です。

そのために、リーダーが注意を通じて正しい方向に導く役割を果たすことが求められます。

今日から一歩踏み出し、「注意上手なリーダー」として、信頼される存在を目指してみてはいかがでしょうか?

きっと職場全体に良い影響を与え、より働きやすい環境を築けるはずです。

この記事は福祉系の著書をたくさん書かれている久田則夫様の「福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか 」を参考に記事を書かせていただきました。

興味がある方、学びを深めたい方ははぜひ書籍を購入してみてくださいね(^.^)


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